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平成24年1月28日〜29日 
「農を変えたい! 東北集会inあきた」 参加報告 
  今年もこの集会に参加してきました(4年連続)。
 震災・原発の問題もあり、例年とは違った集会となりました。
     写真もアップしますが、携帯電話から撮ったので画像悪いですが、すいません。 
  今回の会場は秋田県大潟村です。実行委員長は大潟村の相馬喜久男さん、副実行委員長は大潟村の佐藤誠さんと秋田県立大学の谷口吉光先生です。ご苦労さまでした   相馬さん
 来賓挨拶の一人、秋田県農林水産部長の三浦庄助氏が県行政の人なのにもかかわらず、きっちりと現政府の批判をされたのには、ちょっとビックリしました。もちろん「TPP反対」の意見です。 
  大潟村村長の高橋浩人さんも挨拶されました。自らも有機農業をされているそうです。大潟村は干拓してつくった村ですから、昔から塩との戦いだったそうで、除塩の技術があるそうで、今回の震災で海水が浸かった農地の除塩にも協力しているとのことでした。(技術指導や宿泊援助など)
 被災地からの報告
 岩手県岩泉町保健栄養士の塚原良子さんから 被災された農家の実情が紹介されました。(塚原さん自身もご主人の家族を喪っていました)
 ふくしま有機ネットの菅野正寿さんからは「原発50キロからの報告」がありました。
 茨城大学の中島紀一先生のことばをお借りすれば
    「自然とともにみんながつくる暮らしを日常にとりもどしたい」
 ということだと思います。震災は今も続いているし、終わっていないです。 
  キーワードは 「隠ぺい・不信感・あいまい・いい加減」に対する憤りだったと思います。    
 谷口吉光先生からは「脱原発の東北像を描く」として提言がありました。
@100年後から逆算して現在の行動を考えよう
A「農業は原発と共存できない」ことを再認識し、脱原発の道を真剣に考え、行動しよう
B「農」の全体性を取り戻そう
C農業・農村を都市の隷属から救い出し、持続可能な社会の中心のしよう
      詳細が紹介できす、すいません 
      福島の事故後の農家の取り組みを紹介した長編ドキュメンタリー映画「超自然の大地」を紹介していました。(日米合作)
       アクセスは  uncannyterrain.com/jp
      junkokajinojp@yahoo.co.jp
 東京大学 鈴木宣弘教授の講演 
 「TPPは間違っている」


 TVや講演で超多忙の鈴木先生に今年も講演して頂きました(3年連続)。
 要約するため 茨城大学中島先生のお言葉をまた借ります。
   ウソでかためられたTPP
   TPPのウソ、これだけのウソを重ねられて 国のあり方を大きく変えていくTPPが強行されようとしている
   いつまでも騙され続けていてはダメだ
   この騙しは原発も同じだった
 
 鈴木先生の最新著書も会場で売っていたので 買ってきました。
  「よくわかるTPP48のまちがい」  
  TPPが日本の暮らしと経済を壊すこれだけの理由
  鈴木宣弘・木下順子 著     
  農文協 800円+税
  
 
 
 鈴木先生
 翌日は分科会。
私は第一分科会「栽培技術」に参加しました。
今回は雑草対策を主体に情報交換しました。
参考になりました。いろいろ勉強になったのですが
もったいないので右の写真だけ紹介します。

事例紹介は
@大潟村の桜田さん:機械除草技術
A大潟村の白戸さん:ヘアリーベッチを使った
      肥料削減、抑草技術
 
 ★★★ 原発災害の実際を知りたくありませんか? 
 原発災害の実際と解決への提案を知る集会を福島で開催します。

 「福島視察・全国集会 農からの復興の光が見える!」
   〜有機農業がつくる持続可能な社会へ〜

 2012年3月24日(土)〜25日(日)
 福島県郡山市 ホテル 華の湯

 1日目:シンポジウム・交流会  福島県の汚染状態の実態と今後の対策
      福島大学准教授 小山良太氏
     福島県農家等のパネルディスカッション
 2日目:現地視察
      飯館村農家・南相馬市農家・除染作業現場 等

 問い合わせ:福島県有機農業ネットワーク
  TEL:0243−24−1795
  FAX:0243−24−1796
  MAIL:yuuki@farm-n.jp


  実際を見て・知って・聞いて 一緒に考え ・・・・ そして たくさんの人たちに伝え
  農家なら  農業に係る人なら  日本で食する人なら
  真剣に考えなければならない問題です

 私も行くつもりでしたが、父母(我が家のじいさん・ばあさんが行きたいというので
 私と嫁は辞退しました。  
 茨城大学 中島紀一先生の大会のまとめから引用させてもらいます
 「これからどうすべきかは これから本気で語り合っていくことが私たちの課題です。
 「具体的な模索はこれからだが、基本的方向はすでに明確だ」